集中の先

2006年7月25日
様々なゲームにおいて。

 操作に慣れ、自分なりの戦略を考えて行動しスタイルを確定した際、それ以上巧くなる為にはただひたすら経験を積んだり練習をしたり他者の影響を受けて、自分の得手不得手を伸ばして行くしかない。
そして何かしら自分で目標を掲げて上を目指した時、自分としては目指したい事やしたい事が描けるのにも関わらず巧く行動を行えなかったり困難な状況を捌き切れなかったりする事柄が色々出てくると思う。

上を目指している時、「集中」と云う物の難しさを感じた事は無いだろうか。

 がむしゃらに何も考えないでプレイするのも集中とは言えるかもしれないけど、今回はそれと違って、考え続けて判断し続ける状態での集中について書きたい。

?瞬間的な判断力・操作力に関しての集中 と
?柔軟な考え・数瞬先を読む意識の集中  の2つを考えた際。

 ?は様々な(複数の)情報を整理し、ひとつだけの情報に頭を縛らないで判断して先の事を考えると云った事。
自分で意識して視野や考えの幅を広げ様々な情報を取得しようとしたり、数瞬先の事を考えていく事を自分で意識する事によって、また様々な人の意見や情報を自分で省かずに面倒がらずに取り入れる事によって先のことを柔軟に考える事が集中出来ると思う。
PvP慣れている人の多くはこの点を対人経験で鍛えてる事が多く、対人やるからには相手の行動や戦況の流れ・先の読みが無いと自分の状況判断や安全確認が出来ず、相手の思考の裏を取る事も出来ない事を判っている人が多い。
 この点は戦争していくと徐々に(スタイルによって速度は違うが)経験が溜まり、先を読む事を自分で意識し続ける事でより柔軟に考える集中力は増すと思う。

そして?。
 ひとつのゲームをやり込めばやり込む程、操作性に関して向上し余裕を持ってプレイ出来る。
困難な状況に直面しても経験によっては馴れが出来たりするし、余裕が出来る事で操作面で落ち着き様々なプレイを選択できる。
 それと同様に自分の操作に集中しきっている時は、困難な状況であったり情報量が非常に多い状況になっても落ち着いて物事を捌きつつ自分の為すべき事・操作を集中して行える事がある。
それこそ「集中しきっている」といえる様な状態の時。
その様な集中しきっている状態だと困難な状況でも常に自分の最善を考え、実際に操作して行動する事が出来るし、プレイを切る様な事(戦争であれば死亡・1人であればゲームオーバー等)が発生するまで諦めない
で自分の出来る事をし切れるんだよね。
 逆に集中が今一出来て居ない時は困難な状況になったり情報が過多になるとそれを捌ききれず、どうしても全ての事に集中出来ないで多くの操作や思考を適当に済ましてしまう。
その時には諦めと思わないでも後で振り返ると諦めて蔑ろにしている事が多々ある事に気付くし、実際集中し切れていない時って厳しい状況へ変化した際の思考劣化が激しい。
本当に集中している時は厳しい状況でも絶対諦めないし、むしろ厳しい状況を好む。

 ちょっと自分の話になるけど、私は反射神経がそこまで高くないので瞬間的な判断力が非常に問われる様な場面に遭遇した場合(厳しい状況etc)、?の集中がある程度しっかり保てて無いと上記の様に操作や思考が適当になってるなと思う事が多い。
集中出来ていない時でもふとした事で集中しきったモードになる事もあれば、自分で意識して集中を作れる時もあるし、最初から?の様な戦況の先を読む方に集中して有利な状況・瞬間的判断があまり要らない状況で物事を進める事を好む事も多い。
大体の場合集中しきっている状態<>集中高めを行ったり来たりしているかな? 
 難しい物で?の集中だけ高い状態が続くと自分が綱渡りしてる様な感覚になって、「?をしっかり保たないといけないのかなー」とか「先読まないといけないなー」とか自分で考え出してしまって。
本当なら?が集中しきれる時って?も無意識で出来ている事はあるのに、
「このままじゃまずい!先を読もう先を読もう!」 
とか考え出すと巧く集中が保てなくなる事もある。
難儀だね。

 今回の話だと「集中しきる」と「高い集中を維持する」をかなりごちゃ混ぜにしちゃっているけども、今集中しきれたな とまで思える事ってそう沢山は無いとも思う。
この集中しきる状態ってのはなってみないと判らないと思うし、違いの説明も難しいのだけど「集中しきる」は字の如く集中しきれる事、「高い集中を維持する」は意識の集中が切れない状態の維持だと考えて頂けると嬉しい、 と小休止。

 さて?みたいな集中をどう生み出すか。 これは人それぞれだと思う。
気分・テンション・体調等によって簡単に集中は左右されるし、テンションの高め方って人によって大きく違う。
私は音楽その他の文化的な物でもテンション上がる事もあるし、周りの人にもかなり左右される。
周りの人のやる気を感じたり、真剣なプレイを目にすると簡単に集中スイッチ入る事もある。

 考え判断し続ける状態での「集中」って、ゲームに於いては自分で判断した際にそれに伴う様な操作をしっかりとこなせる事はやはり大事な条件。
それを踏まえた上で、集中出来るかどうかに
「前向きな思考を持っているか」
というのは大きな条件になるとも思う。
驕らない事は大事で常に自分を戒める事も上達には大事なのだが、
後ろ向きな発想を抱えたり自分に自信が持てない状態でのプレイの場合、自分の操作や考えを常に悩み続けたりするので集中しきれなかったり、集中を高められない事が多いのでは無いかと思う。
 良く自分に自信が持てて無い人を見てきたが、多くの場合操作も慣れて方向性も正しいのに自分に自信が持てないせいで集中しきれず困難な状態時が苦手だったり、楽な状況なのに集中しきれない事が多い。悪循環する事も多い。
どんなに集中しようとしても後ろ向き発想ばかりじゃやはり集中し難い物。
 一度高い集中が出来ていい結果を出した時を思い返してもらえば判るのだけど、楽観的だの惰性だのとは違った「前向きな何か」があったのではないだろうか。(無かった人も居るだろうが。) 

 実際集中しきっても高い集中維持しても戦況だの周りだの腕だのによって成果があげられない事もある。
けれども自分の腕や操作を最大限に生かしたり表現する為にはやはり高い集中を保てるかどうかは大事な事のひとつだと思うし、例え集中が巧く行かない時が合っても、前向きの姿勢を続ける事で「集中しきる」「高い集中の維持」どちらの場合も増えて行くのではないか と思う訳で。
 その両方を望むならやはり前向きな何かを自分で大切にする事、ちょっぴりでも自分や自分のスタイルに自信って物を持っていく事はプラスになる、そう考える。

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