移管して半年以上が経ちゲームポッド社は様々なアップデートや
テスト・イベント等を行ってきている。
その際ユーザーの反応は賛否両論だが、自分は様々な変革を見て
ゲームポッドは収入を稼ぐ為の手段を考えなければならなく、慈善
事業を行っている訳ではないという点が明確に打ち出されているなと
感じる。

エンチャントシステムやハイリジェネといった課金による有利性を
作り出し、育成をより苦労する形にした上での育成用アイテムや
課金装備の販売をする事。それは、固定客・新規客双方からの
集金システムの構築であり、新規客が大量に加入する事を睨んでの
システム変革は事業モデル的に成功していると考える。
この様な課金システムを構築した後はどうするか、それはユーザー
側の満足度の高さを保持する事。

FEZはイベントを定期的に行いだしているが、この事はユーザー側の
満足度を高めると同時に集金の一時的な活発化にも繋がるのでは
無いか、自分はそう考える。
個人同士を争わせる事での課金アイテムの販売を、国同士を
争わせる事での課金アイテムの販売を試み。
強国同士が争い弱国に出番がなくなる様なイベントになって
しまった場合弱国にも課金アイテム使う気がおこる様なイベント
システムを試み、盛り上がらなかった場合は修正を行って行く
この様にユーザーの満足度と集金の活発化双方の面を追及出来る
『イベント』と云う存在を運営側は今後も追及して行くのではないか。

ゲームポッド社のネットゲーム運営はIR情報を紐解く限り
?パンヤのタイトルによる課金アイテムでの集金ノウハウの取得
?メジャーなゲーム開発会社からゲーム運営を移管し、自社の
 集金ノウハウでの運営再開を行う試み
??の成功により顧客を固定化し、タイトルの数を増加してゆく事
 によりポータルサイト化する事への挑戦
?サービスを行う上での新たな集金方法の研究・樹立
 (ゲーム内企業広告の追及もそのひとつである)
 顧客側の認知を高める事により企業価値を高める

といった流れで事業を進めており、現在は???に挑戦し続けている。
この流れを見たときに感じる事、それはここ数年成長を遂げている
ネットゲーム運営会社のいくつかが似た様なアイテム課金という
手段によって?『集金システム手段の構築』を確立し、???に
見られる顧客の満足と集金の追求を行いながら規模の拡大化を
目指す点である。
(詳細はアエリア社・ゲームポッド社双方のIR情報/財務諸表を
一読するのが好ましい)

6月末にゲームポッドを代表とする日本オンラインゲーム協会
が設置され、そこには似た様な手法で拡大を続ける会社が
多く参加している事が良く判ると思う。
http://www.gamepot.co.jp/pdf/ir_release/070628_joga.pdf
即ち、『ネットゲームの運営』という事に重点を置いた
企業達が現在急速に拡大化の傾向と更なる利潤の追求を行っている
土壌が存在し、FEZもその1モデルであるという事。

今後もこれらの企業は様々なタイトルに手を出し、そのタイトルに
合致した集金システムを考え、拡大化を続ける流れが続くと思う。
その際これらの企業は、
・運営や開発にあまり注力せずに新しいタイトルに手をつけては
収入の薄くなったタイトルを切り捨てていくのか、
・一つのタイトルでのユーザー側の満足度の向上と集金システムの
開発に力を注いでいくのか、
そのどちらの道を選んでいくのか。
開発と運営の距離がある企業の限界もまたそこに関わってくるだろう。

拡大化を目指す中での1タイトルの充実。
顧客の満足度の上昇と集金システムの開発のバランス取りを
どの様に進めていくのかという点に今後のゲームポッド社の
センスが出て来る。
運営側は満足度に対する向上を、ユーザー側は商売である事の
認知をしつつ両者が意見を摺り合わせていけるのか、この事が
『アイテム課金システム』・『月額課金システム』双方の
ビジネスモデルを対比する際のポイントになると考える。

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